夢から醒める直前、“彼”と目が合った気がした。

「価値がないってのはちょっと違うんじゃね?
俺もアンタだし、アンタも俺だ。

「性格も雰囲気も変わってるけど、性質は、ずっとずっと同じだろ?
譲れないものは約束、誰かが助けを求めていたらそれに答えざるおえない」

「役割を書き換えられても書き換えきれないもんがある。…未来のひとつだろうが、誰かが書いた胸糞悪い二次創作だろうが、“価値”はあるんだよ、多分な。」

「…………。
そんな言葉で俺を救ったと思ったか?ベルナール」

「…んや、全然。」

「……。そうか。なら、いい。」
目が醒める。
目をまた開けばなにもかも復讐の炎に焼かれ忘れてしまう。
また、地獄巡りの日々が始まるのだろう