なんとなくだけど、来るのが最後になりそうなんだよね。
だから全部仕上げちゃったの。
さ、帰りましょ。
………

「て言ってたら本当に行けなくなっちゃったわね。」

「珍しく足繁く通っていたところでしたから、残念でしたね。」

「うーん、まぁね。」

「…そうでもない?」

「あら、それなりにしてるわよ。もっと誘っておけば良かったな~って思っただけよ。」

「…でも、やっぱりあぁいうカフェは誰かと一緒が楽しいんだよね。それもさ、私が一緒に過ごしたいって思う人と。」

「そう言うわけで、今度のお休み、ショッピングに付き合ってね!
秋限定金木犀のパフェご馳走するから!」

「…わかりました。お付き合いしますよ。
僕は、あなたのメイドですから。」

「ふふ、やったぁ。
いつもありがとう、ニーナ!」